ポイント
ハンドドリップで最も大切なのは「計る」ことです。

@コーヒー豆(粉)の量
A抽出液の量
B抽出時間

コーヒーをおいしく淹れるためには、適切な抽出量を守ることがとても大切です。
豆の量に対して、成分をおいしく引き出すためにちょうどいいお湯の量が存在します。
感覚だけで行うと、適切な抽出量で淹れられないことがあります。どれだけ慣れたと思っても味がバラついてしまい、一見手間がかかるかもしれませんが、数字さえ守ればいつでも誰でも安定しておいしいコーヒーが淹れられるのです。なので、必ず計量することをおすすめしています。


美味しいコーヒーの淹れ方

ドリップコーヒー
1.豆を計量する
豆の挽き具合によって粉の分量や抽出時間が変わりますが、当社では10gの粉量に対し150ml注ぐようお客様へお伝えしております。
焙煎度合いについては、いつでもお気軽にお問い合わせください。
ポイント 冷蔵、冷凍保存している方は常温に戻してから抽出するのがおすすめ

2.紙のフィルターをセットした後に、最初にお湯だけをかけて紙を洗う
この工程の目的は、フィルターの紙の匂いを取り除き、コーヒーサーバーを温めることです。
湯通ししたお湯は忘れずに捨ててくださいね。カップを予熱するために、カップに入れておいて後で捨てるとより効果的です。
ポイント 抽出に適しているお湯の温度は90℃とされています。温度が高すぎると雑味と苦味が出やすく、低すぎると味が出にくく酸味が出やすくなります。

3.コーヒーの粉を蒸らす
ハンドドリップを行う際重要なのが「蒸らし」です。蒸らしとはコーヒーとお湯をなじませると共に珈琲豆に含まれるガスを抜く重要な工程です。
しっかりガスを抜いてあげることにより成分が抽出しやすくなり、珈琲豆の特徴を楽しんで頂けます。その他にもガスがしっかり抜けていないとガスがドリップの邪魔をしてうまく抽出できない恐れもあります。
水は怠け者です。1度通った場所に流れていくので最初全体にお湯をかけることが重要です。
粉全体が湿り、コーヒーの粉がふんわりと膨らんだら20秒〜30秒ほど待ち、そこから抽出を始めていきます。
ポイント 粉をセットする際は表面が平らになるようにセットしてください。この作業をするだけで抽出しやすくなります。

4.コーヒーを抽出する
一般的に良いと言われている抽出時間は約3分です。
蒸らしに20秒〜30秒かかるのでそこを考慮したうえで抽出を行っていきます。
20秒〜30秒蒸らし終わったら中心から優しく丁寧にお湯を注ぎ始めます。「の」の字を書くようにゆっくり注いでいきます。同じペースで3回ほどに分け抽出を行えば完成です。
ポイント お湯を注ぐ際は口が細くなっているポットなどを使用し、なるべく少量ずつ優しく注いでください。

5.最後に
今回紹介した抽出方法は数あるうちの1つです。参考にしてみて下さい。
紹介した方法以外にもたくさんの抽出方法があります。色々な抽出方法を試してみて自分に合った方法を見つけ出すのも楽しみの1つです。是非挑戦してみてください。